第1シードの中村藍子(ニッケ)、森上亜希子(ミキハウス)がセンターコート第4試合に登場。加藤茉弥(青森山田高校)、中野佑美(ブライトテニスセンター)に第2セットを取られるという思わぬ苦戦を強いられたが、なんとか振り切り2回戦に進出した。
第1セットを6−1であっさり先取した中村/森上。第2セットも5−2とリード。このまま試合を押し切るものと思われたが、詰めをあやまり、相手をリズムに乗せてしまう。第9ゲームでブレークバックを許し、追いつかれると、第12ゲームでは2本のマッチポイントを握りながら、これも生かせず、結局、タイブレークでこのセットを落とす。ファイナルセットに入り、気を引き締め直した中村/森上が第2ゲームのブレークで流れを引き戻し、6−3でゲームセット。内容的には課題を残したものの、順当に2回戦に進出した。
今大会でダブルスを組むのは5月の時点で決めていたという二人。全日本だけでなく、ツアーや北京五輪もにらんでのペア結成だった。試合後の会見で二人は「来年にはオリンピックもあるし、このままコンビネーションを良くしていきたい」と口をそろえた。
シングルスでは、中村が第1シード、森上が第2シードと優勝を争うライバル同士だ。ともにこれまで全日本のタイトルとは無縁。中村は「優勝は当然狙っているが、強敵も多い。先を見ずに一戦一戦勝っていきたい」と語り、森上は「チャレンジするという気持ちが強い。自分のプレーに専念し、先に進めればいい」と抱負を語った。ライバルは多いが、今大会の女子ドローはシングルス、ダブルスともこの2人を中心に展開していくのは間違いないだろう。
広報委員・フリーライター 成瀬 悦朗