第5シードの岩渕聡(ルネサンス)/松井俊英(ミキプルーン)と、ノーシードから勝ち上がった岩橋祐介(筑波大学)/森智広(南林間テニスクラブ)が対戦した男子ダブルス決勝。多くの観客が見守る中、行われた今大会最後の試合。岩橋/森の予想以上の頑張りで会場は盛り上がりを見せたものの、経験、実績に勝る岩渕/松井が要所を締め、このペアとしては05年以来2年ぶり2度目の優勝を飾った。
岩橋/森にとっては初めての経験となる、大きなトーナメントの決勝。さぞかし緊張するかと思いきや、試合開始から伸び伸びとしたプレーを見せる。第1セットは3−6で失ったが、1サービスダウンの大健闘だった。第2セットに入るとサービスキープが続き、タイブレークへ。この大事な場面で松井のショットがキレを見せ、好ショットを連発。結局、岩渕/松井組が7−3でタイブレークを制し、ストレートで勝利した。
岩渕にとっては6度目の男子ダブルス制覇。これは坂井利郎、平井健一に並ぶ最多タイ記録となる。優勝会見では「6回が最多というのは知っていた。全日本はタイトルを取るために来ているので、優勝できてうれしい」と語った。2度目の優勝の松井は「1回目より今日の方がリラックスしてプレーできた。調子が悪いときでも岩渕さんがサポートしてくれた」。シングルスの有力な優勝候補でありながら、あと一歩タイトルに届かなかった両選手が、その悔しさを晴らす格好となった。]
広報委員・フリーライター 成瀬 悦朗